2008年7月26日土曜日

山形県、鮭川。




山形県最上郡、鮭川。最上三十三観音の最後の札所「庭月観音」を出て、その前を流れる鮭川をしばらく眺めていた。昔からこの姿だったのだろうか穏やかな時間の流れを感じた。

最上三十三観音、第33番、庭月観音。






山形県最上郡鮭川村、庭月(にはつき)観音。最上三十三観音最後の札所。「おかげさま門」をくぐり、一直線の石段を一歩一歩確かめながら観音堂へ。自己満足ながら、小さな達成感を感じる。最上三十三観音の巡拝はこの2年余りで5回目。季節によって、時間によって、また、自分の気持ち次第で見え方が違う。深い宗教心があるわけでもなく、何らかの目的があるわけでもなく、何かを願うこともない。季節感や景観、お寺の歴史や参拝される方々の表情を見つめ、観音堂では両手をあわせる。更には途中の景色や物産、温泉など、その過程を楽しみ、無心になれる時間が楽しい。檀家や信者、ご住職の方々からすれば不謹慎でバチあたりなのかも知れません。少し涼しくなったら、また巡拝しようと思う。